一時的に全域での出力を650ccクラスのマシン並みに向上させる、e-boost機能を搭載。e-boostはSPORT-HYBRIDモードで使用可能で、操作は５秒間に制限されています。またe-boost使用時には、特定の条件下においてNinja ZX-10Rを上回る発進加速も実現します。

カワサキ独自の6速オートマチック・マニュアルトランスミッションは、緻密で洗練された電子制御によりスムーズな自動変速を実現。走行モードや状況により最適なギヤ段数を選択、ライダーはスロットル操作に集中することができます。シフト操作はSPORT-HYBRIDモードではマニュアル操作のみ、EVモードではオートマチックのみとなり、ECO-HYBRIDモードではライダーのハンドル左のスイッチ操作によりマニュアルとオートマチックのいずれかを選択可能です。マニュアルでのシフトチェンジは、ハンドル左コントロールボックスのシフトセレクタで操作。シフトアップはライダーから見てグリップ奥に位置する人差し指で操作するセレクタ、シフトダウンはライダーから見てグリップ手前にある親指で操作するセレクタで行います。AT走行時には、ECUがギヤを自動選択。燃費を優先しシフトチェンジを行います。

バッテリーパックは走行中に充電されるため、外部からの充電は不要です。加えて、走行中にライダーがスロットルを閉じると回生システムが働き、減速エネルギーがバッテリーに充電されます。

カワサキの伝統を受け継いだスポーツモデルの車体設計思想に基づき、ハイブリッドパワーユニットの各コンポーネント (エンジン、トラクションモーター、バッテリーパック、インテグレーテッドスターターゼネレータ) を、軽量なトレリスフレームに緻密に配置。軽快で俊敏なハンドリングを実現しています。

ハイブリッドシステムにより、カワサキZ250に匹敵する優れた燃費性能を実現。

ECO-HYBRIDモードでは、車両が完全に停止するとアイドリングストップ機能が作動します。また、SPORT-HYBRID、ECO-HYBRIDのマニュアル走行中に車両が停止すると、トランスミッションは自動的に1速に戻り、再発進を補助します。この機能をオフにすることも可能です。

駐車場での操作を補助する便利なモード。ウォークモードを作動させて、スロットルを開くと、車体は歩行に近い速度で前進します。スロットルを全閉させてさらに奥へ回すと、微速で後進します。

走行中に排気ガスを発生しないEVモード。低速、短距離で使用できるこのモードは、住宅街や駐車場などで静かに走行することが可能です。

スポーツ走行とリラックスしたクルージングを両立するライディングポジション、視認性の良いインストゥルメント、洗練されたスイッチ類など、Z7 Hybridのライダーインターフェイスは、直感的かつ信頼性を高めるよう設計されています。

4.3インチのフルデジタルTFTカラーインストゥルメントを装備した、上質な仕上げのコックピット。スマートフォン接続機能も装備し、ライディング体験をより充実したものにします。

Z7 Hybridフェイスの重要な要素であるトリプルヘッドライトユニットは、上部ふたつがロービーム、下部のひとつがハイビームとして機能。また、灯火類はヘッドライトからテールライトに至るまで、全てをLED化。スマートで未来的なスタイリングに貢献しています。